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三兄弟の元教師ママ。二男が自閉症です。発達障害を取り巻く環境を考えます。


by kamenrider-wizard

『 絶望を、希望に変える。』

仮面ライダーウィザード。

数代前の仮面ライダーですが
我が家のこどもたちの大好きな仮面ライダーのひとつです。

仮面ライダーウィザードは、指輪の魔法使い。

魔宝石から作られる指輪の魔力を使って、人々の絶望からうまれるファントムと闘い
希望に変えていきます。


絶望が、希望に変わるのです。




わかってはいても、人の考えというものは実に多様なものだと思わされる出来事がありました。


以前からおじゃまさせていただいていた、某ブロガーさん。

発達障害の息子さんがおられ、心理学を学んでいた強みを生かし
自宅でできる療育や関わり方など
とても魅力的な切り口で日々を綴られている方です。

近く、株式会社を起こし、発達障害があってもイキイキと暮らせることを綴る雑誌を刊行なさるのだそうです。

とても素敵な活動、そのパワフルな行動力
とってもいいな、と思っていました。


でもひとつだけ、気になることがありました。

それは、彼女が、学校や療育をとても否定的に捉えていること。

とてもキツい文章で、学校や療育は、発達障害のこどもたちを
『標準に合わせることを目的としている』
『現在の教師は、発達障害のこどもたちを特別に指導できる能力もない』
『それを常日頃から苦々しく思っている』

と、書き記すのです。



違います、これは絶対に違います。
彼女は現場を知らないだけだ、そう思っていました。



先日、コメント欄がオープンになったので、そのことを思い切ってコメントしました。

学校と療育と家庭、この三者の歯車が上手く噛み合わないと
決して良い方には向かわない。

ワンマンでは、限界があります。

否定的に向き合うのではなく、
無能だと批判するだけでなく、
歩み寄り、今の相手の状況を深く理解し合い、
より良い方策を出し合わなければ何も変わらない。
ダメ出し合いをしていても、何ひとつこどもたちのために実るものはない。

そもそもこどもたちのためにある学校、療育、家庭なのに
ただの潰し合いになるからです。

私自身、在職中に身をもって良くわかっていたことだからです。



彼女は、こうレスポンスしました。


ここは私個人のブログです。
我が家の場合を綴っているもので、世の中の中庸を目指してはいません、と。


パトロンを募って多額のお金を集め、目的は世界を変えるための活動、と言っているのに
ごくごく近所地域の学校や療育との関わり方を変えようともしない姿勢に、正直絶望しました。


コメントすることで、少し期待していたのです。

教育委員会に申請して教育現場へ足を運び、現状を視察に行ってみたいと思います、と言ってくれることを。


世界を変える前に、目の前の学校や療育機関との関わりに携わって欲しかった。
教育現場の現状を知って欲しかった。

日本の教育現場に入り込み、そこに直接働きかけ、発信すること
これが改革へのいちばんの近道なのに、なぜ???

家庭と学校には温度差がある、
日本の教育の現状を変えなければならない、
改革が必要だ、と締めくくったレスポンス

葉を見て根を見ずとは、まさにこのことです


教育現場の現状を知ってからなら、もっともっと発達障害のこどもたちのために、実になるアイデアを出してもらえたかもしれない。

でも、それは期待外れに終わりました。




私のいま置かれている家庭の状況では、自分の3人のこどもたちのことでいっぱいで、私個人の力で何か大きな活動ができるようなゆとりはありません。


いまの私自身にできること。

どのくらいのひとがここを訪れてくれるのかわかりませんが、我が家のこどもたちの活動、学校や療育との関わり方、協力の仕方について

それから、現場にいた教師目線での発達障害との関わり方や、現場の取り組み
それを受けてできる家庭での取り組みなど


どなたかの参考になれるよう、誰でも閲覧できるよう、育児の合間を縫って、ここに綴っていきたいと思います。


だって、どのこどもたちも、わたしたちの希望なのですから。










by kamenrider-wizard | 2017-01-18 18:32 | はじめまして